日本イラストレーター協会

 イラストレーターズマガジンVol.119

 日本イラストレーター協会からイラストレーターの方達を支援する為のメールマガジンを発行しています。
 イラストレーター募集情報、公募展のお知らせなど、全国の1000人以上の読者に情報配信が可能です。
 下にタイトルを掲載しましたので、ぜひ講読して下さい。発行は月1〜2回不定期です。

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       ◆♪【イラストレーターズマガジン】♪◆
     vol.119 2012.12.7 購読者数1088名
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メルマガをご購読いただきまして、ありがとうございます。日本イラストレー
ター協会の蟹江です。このメルマガは全て、私の約30年間のイラストレータ
ーとしての経験、そしてコーディネーターとしての経験に基づいて書いていま
す。どのようにしてイラストレーターになったか、売り込みの仕方、料金交渉
のコツ、著作権問題のことなど、あなたのお役に立てれば幸いです。

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毎年何人ものJIA会員の方達が「イラストレーターで食べていくのに限界を
感じた」という理由で退会し、廃業されていきます。

このような方達に対して、「JIAは充分に力になれなかったかな」という思いと
同時に「この方達は本気で営業活動をしてきたのかな」という疑問が残ります。

JIAは会員の方達にチャンスの場を作り続けています。

ウエブ、年鑑、コンペ、ZEN展、協会展、年度賞、お仕事情報など。

どれくらい積極的に参加されてきたのだろうと振り返ってみると、ほとんど
参加されて来なかった人たちが多いのに気がつきます。

しつこい営業マンのセールスに困ったという経験はありませんか?

彼らは100件訪問して、いったい何件の契約が取れるのでしょう?

チラシを1000枚配って、いったいどれだけの反響があると思いますか?

営業したからといってすぐに仕事が取れる訳ではありません。

大事なのは地道に営業活動を続けることです。

企業に所属して営業の仕事をしたたことがないフリーのイラストレーターは
その辺の考え方が甘いと思います。

雑誌に1ページの広告を出すだけで数十万円取られます。

フリーのイラストレーターでも毎年10万円程度は広告費をかけるべきだと
考えています。

ご自分のホームページも作っていらっしゃらない方がいらっしゃいますが、
もったいないですね。

ただ同様の料金で作れるのに作らない手はありません。

無料で登録できるサイトなどいろいろありますが、そういうところはレベルが
低いので、いい仕事は集まりませんし、競争率も高いです。

少しお金を出すだけで、極端に競争率が下がります。

この辺の投資を惜しんではいけません。

私のように30年間もイラストレーターをやっていても忙しい時期、暇な時期、
と波があります。

今忙しいからといって、来年も忙しいとは限りません。

一生この仕事を続けていこうと思ったら、地道に営業活動を続けていくしか
ないのです。

FacebookのJIAグループページに投稿されたコメントを紹介させて頂きます。

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EMさん

JIAの年鑑本は、他の団体や協会・出版社のイラスト年鑑本と比べると、
掲載価格がリーズナブル(半額くらい!!)

しかも、誌面はA4、見開きA3サイズという(他の冊子にくらべ)大きめサイズ
なので、作品配置にも個性を出しやすく、費用対効果の大きい出版物です。

さらに、配布先はイラストニーズの高い制作会社に行くので、そこから仕事に
繋がる確率も高いです。

私はグラフィックデザイナーを兼務しているので、制作会社のディレクターや
デザイナーの考えに触れる機会が多い立場として言えることは、このような
年鑑本の見方は、掲載されている作品そのものだけを見るのではなく、
その作品を制作している人の表現力技術力と、その人そのものです。

一緒に仕事をしていく上ではデザイナーのオーダーを正確に捉え、表現し、納
期を守れる人であるか、信頼して付き合っていけるかどうかが重要だからです。

良い制作会社は、一度繋がりが出来ると、継続して仕事を依頼してくれるよう
になります。

「このようなタッチは描けますか?」「実はこのタッチのイラストレーター
さんが仕事を継続できなくなったので、似せたタッチで引き継いでもらえませ
んか?」といった依頼も以外と多いです。

つまり、繋がった一社で仕事が一気に増えることが割とあるので収入が安定し
てきます。

私も毎年掲載させて頂いていますが、お付き合いしている会社の方に差し上げ
ると喜んで貰えるので、無料で頂ける年鑑本欲しさもかなり有り継続していま
す。

もし、まだ掲載を迷われている方がいましたらJIAの年鑑本はお薦めですので、
ぜひ一緒に誌面に載りませんか?
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RIさん

自分も以前は他の団体に所属してましたが、年鑑は半分の大きさで値段も3倍
近かったです。

また現在も載せていただいている他所では掲載料は安めですが、書店で高価で
売っているので、どちらかというとイラストを勉強する人が参考に買うのでは?
と思ったりも。

JIAは業界での信用度も高いので、普通でも仕事につながる割合も高くなりま
した。

年鑑への掲載と販売する場合の価格を考えたときに、最初の頃は「こんな安く
て大丈夫なの?^^;;」と心配したほどです。
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★日本イラストレーター協会年鑑2013に掲載作品を募集中!!

日本イラストレーター協会年鑑はプロのイラストレーターの作品集です。

イラストレーターの作品とプロフィール、連絡先が1冊の本にまとまって
いますから、イラストレーターを探すことが容易にできます。

当協会が発行する年鑑は、2007年から電子版としてスタートしましたが、
イラストを探している多くのクライアント様からの強いご要望にお応えして、
2010年からは書籍版による出版を始めました。

これにより当協会会員の作品を手軽に持ち運べ、プレゼンテーション
などの際、その場でのご提案が容易にできるようになりました。

当協会では、このことがさらに多くの仕事につながるものと確信しております。

当協会の特徴は、イラストを必要としている方にご要望のものを
速やかにご紹介するシステムを持つことに加え、その作品の質の高さに
定評があることです。

また、当協会Webサイト上における作品展示や会員紹介にも力を入れているため、
常に検索サイトでの上位表示されています。

「作品展示ギャラリー」ページはジャンルに分けてイラストレーターを
探しやすく表示されていますので、多くのクライアント様から
「イラストレーターを探す時には、まず日本イラストレーター協会の
Webサイトを見る」という嬉しいお言葉を頂いております。

ご要望にかなうイラストのタッチを当協会Webサイトから探し、eメールなどで
直接イラストレーターに連絡を取ることができるシステムは大変好評ですが、
今後とも時代に合ったかたちに発展させていきたいと考えております。

イラストレーターが営業するには大変な労力を要します。

広告などにおいてもイラストを使用する頻度は少ないですから、
広告制作会社を回ってもすぐには仕事は来ないと思う方がいいでしょう。

グラフィックデザイナーや雑誌編集者などはいつも忙しい方が多いので、
時間を裂いて見て下さる方は多くはありません。

たとえば電話張を見て100件電話をしても、10件訪問のアポイントが
取れればいい方です。

10件まわって、その中から1件でも仕事が取れれば運がいいと思います。

その後も続けて仕事を出してくれるクライアントは、さらにその10分の1程度
でしょう。

こんな営業活動をあなたは今後も続けていくことができますか?

よほど根性のある方はできるかもしれませんが、普通は無理でしょうね。

才能のあるイラストレーターも、この営業活動の壁で才能を開花できない
人が大勢いるのです。

ご自分でファイルを作り、それを100社に宅配便で送ったとします。

20ポケットのクリアファイルなら作品が40枚入りますから、40枚プリントして
やっと1冊です。

クリアファイル代、プリント用紙代、プリンタのインク代、送料などもバカに
なりませんから、ファイルを1冊作って送るのに合計1000円近い費用と
かなりの手間ひまがかかります。

100社に送れば10万円近いの費用と膨大な手間ひまがかかります。

それでもたった100人程度しか見てくれません。

広告関係者あるいは出版関係社がイラストの作品集を探す時に入力する
キーワードはおそらく「イラスト」「作品集」、または「イラストレーター」
「作品集」が一番多いんじゃないでしょうか?

「イラスト 作品集」でGoogleで検索したところ、
この「日本イラストレーター協会年鑑」のページがトップ表示されました。

「イラスト 年鑑」といれてもトップ表示されました。

ウエブやPDFの方が手間がかからなくて費用も安くすむのですが、やはり本を
手に取って見たいというご要望に応える為に制作しています。

どこかのエージェントの作品集に掲載してもらった場合、仕事の依頼は全て
エージェントを通してなどということがほとんどです。

日本イラストレーター協会年鑑には連絡先まで明記されますから、
クライアントから直接連絡が来ます。

1度でも仕事の依頼が来れば元がとれる可能性が高いのです。

フリーのイラストレーターにとって、これほどリーズナブルで効果の高い
広告方法は、ちょっと他には見あたらないんじゃないでしょうか。

広告関係、出版関係でキャリアの長い人達に一番なじみのある名前が
「イラスト年鑑」です。

以前講談社から出版されていた「年鑑日本のイラストレーション」 の通称で、
大きな仕事でイラストレーターを探す時によく使われました。

どこの制作プロダクションにも1冊は必ずありました。

イラストレーターにとっても、これに載れば一流と言われたものでした。

現在は廃刊になっていますが、これに代わる「イラスト年鑑」を目指します。

▼日本イラストレーター協会年鑑の応募要項はこちらです。
http://jpn-illust.com/nenkan/youkou.html

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■ 発 行 元 : 日本イラストレーター協会(JIA)
■ 発行責任者 : 蟹江 隆広

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http://www.maroon.dti.ne.jp/kanie/

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