日本イラストレーター協会

イラストレーター・オブ・ザ・イヤー2016

2016年に最も活躍された年度賞の受賞者発表です。

受賞者一覧

イラストレーター・オブ・ザ・イヤーと各部門賞の受賞者です。

 
作家名
Illustrator Of The Year 2016 Hiroshi Kobayashi こばやしひろし
Best Illustration in Advertisement No corresponding work 該当作品なし
Best Illustration in Editorial Yoshifumi Matsunaga 松永 好史
Best Illustration in Goods Mayumi Takigawa 滝川 真由美
Best Illustration in Screen Studio-JUNKS Studio-JUNKS
Excelent Illustrators in this year Junko Ishizu 石津 淳子
Keisho Nakayama 中山けーしょー
YUMIKO YUMIKO
Buyogonta ぶよごんた
Yoshie Miya みや よしえ

審査方法

今回は第16回目の年度賞です。

選考は理事による投票で行いました。

審査員には全ての作品の中から上位5点に対して、上から順に10pt., 9pt, 8pt, 7pt, 6pt を入れて頂きました。

さらに各部門ごとに3点づつ選んで、上位から順に5pt, 4pt, 3ptを入れて頂きました。

全てのポイントを集計し、獲得ポイントが一番多いイラストレーターをイラストレーター・オブ・ザ・イヤーに認定しました。

各部門において、イラストレーター・オブ・ザ・イヤー受賞作品以外で、最高ポイント獲得した作品を各部門賞に選出しました。

イラストレーター・オブ・ザ・イヤーと各部門賞の受賞作品以外で、分野を超えてポイント獲得が高い順に5作品を選び優秀イラストレーター賞を選出しました。

年度賞はプロのイラストレーターの仕事を評価する賞ですから、まずメジャーな仕事であるということが評価されます。

広告でしたら広告主が一流企業であること、出版でしたら販売数が大きな選考基準になります。

イラストが使用された媒体の露出度が高く、多くの人の目にふれたであろうということです。

それから、そのイラストが使用された媒体において、どれくらい重要な役割を果たしているか、ということも重要な審査基準です。

イラストが良くて売り上げが伸びたと思われるような作品は大きな受賞理由になります。

審査員のご紹介

【松田ゆう】

2001年 11月  土木コンサルタントで設計業務をする傍らイラストレーターとして活動開始
2005年  4月  株式会社プロトリンク(GooBIKE誌)契約イラストレーター
2006年  4月  有限会社キュービックワン 契約イラストレーター
2007年  1月 TPS(東芝プロセスソフトウエア株式会社 社内報)表紙イラ スト (レギュラー)
2015年 6月、11月 JIA理事として「JIAセミナーそこが知りたいVol.1,2」を開催

http://www.h5.dion.ne.jp/~atelierm/


【内野 僚子】

武蔵野美術大学工芸科卒。
川島織物テキスタイルスクール(京都校)ドビー織科卒業。
㈱赤ちゃんの城:ベビー寝具、ぬいぐるみ等のキャラクターデザインを手がける。
㈱コンビ:ベビーカーのシートデザインがモニターで一位になり商品化される。
㈱ジャングルジム:インテリア雑貨、ぬいぐるみデザインなどを担当する。
内野㈱:タオルのデザイン、主に百貨店向け花柄デザインを担当する。
代々木のインテリアスクールにて最優秀賞を受賞。(初級コース)
ミサワホーム㈱インテリアスクール上級コース17期生卒業。
㈲こどものかお:スタンプ、切り文字の販促デザインを担当する。
1995年アメリカ、ミネアポリスに2年間在住。(言語とインテリアデザインを学習)
2000年アメリカテネシー州にてデコラティブペインティンター(sdp)の認証(CDA)を取得。
ミサワホーム㈱達人倶楽部所属、ペインターの講師をしながらwebスクールへ通学。
IT企業にて公共システム等の事務の仕事を経てフリーに。
2007年 日本イラストレーター協会 インターナショナルコンペティション 佳作をきっかけにJIAに入会する。
2010第7回ZEN展イラスト部門最優秀賞を受賞。(東京都立美術館)
現在JIA理事。

http://ryoko-uchino.jimdo.com/


【蟹江 隆広】

1955年 岐阜県多治見市に生まれる
1977年 関西大学工学部を4年で中退後渡米、サンフランシスコで2年間遊学
1981年 東京デザイナー学院入学
1983年 レベル工房入社(エアーブラシの会社)
1985年 レベル工房退社後フリー
1987年 (株)シュガー入社(イラストの会社)
1987年 日刊工業新聞広告賞金賞受賞
1988年 日刊工業新聞広告賞金賞受賞
1989年 日刊工業新聞広告賞銀賞受賞
1989年 (株)シュガー退社後再びフリー
1990年 (有)クレア設立(イラストの会社)後に(株)クレアに組織変更
1999年 日本イラストレーター協会設立
2004年 (株)クレアの代表取締役を降りる
2006年 200 Best Illustrators Worldwide 2006 選考委員
2007年 Society of illustrators U.S.A.会員に認定される
2007年 200 Best Illustrators Worldwide 07/08 選考委員
2008年 ZEN展(東京都立美術館)優秀賞受賞
2009年 200 Best Illustrators Worldwide 09/10 選考委員
2010年 200 Best Illustrators Worldwide 11/12 選考委員
http://www.maroon.dti.ne.jp/kanie/



部門別ノミネート数

広告 1作品
出版 9作品
商品 6作品
映像 5作品

今回は広告部門が1作品のみということで、例年と比べ極端に出品数が少なかったです。

全体的に日本を代表するプロのイラストレーターの賞としては、まだまだ応募が少ないです。

逆に考えますと応募者が少ない今のうちが受賞の確率も高く、チャンスと言えます。

イラストレーター・オブ・ザ・イヤーを受賞するということはプロのイラストレーターとして、その年日本の頂点に立つということを意味します。

今後この賞が社会的にますます認知され、評価される賞に発展していくことが予想されますので、今のうちに受賞しておきますと、将来大きな財産になることが期待できます。

応募者が増えていけば、それに伴い賞金が増え、賞品や副賞もどんどん豪華になっていくことでしょう。

日本イラストレーター協会の会員だけではなく、いい仕事をしているトップイラストレーターの方達にエントリーして頂き皆さんで盛り上げて、マスコミなどにも取り上げられるような賞になっていくことを期待しています。