イラストレーターズマガジン Vol.82

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■イラスト・コンペの裏事情■

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     vol.82 2008.9.12 購読者数1001名
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ター協会の蟹江です。このメルマガは全て、私の20数年のイラストレーター
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久しぶりの配信になります。

毎年この時期はインターナショナル・イラストレーション・コンペティション
の為、とても忙しいです。

せっかくなので、コンペについて少しお話しようと思います。

日本では企業による営利目的の公募展が多いです。

何故企業が公募展を開催するかというと、例えば会社のキャラクターを作るの
に広告代理店に頼むと、数十万円から数百万円かかります。

それだけかけても、必ずしも納得のいくキャラクターができるという保証はあ
りません。

そこで、公募ということにすると、10万円程度の賞金でも全国からワンサカ
作品が集まってきます。

数百点程度はすぐに集まるでしょうから、その中から人気投票みたいにして選
べばまず間違いがありません。

企業はノーリスクでいい作品を手に入れることができます。

しかも、ずうずうしい企業は、「入選作品の著作権は全て主催者にある」など
と謳って、ただ同然で使いたい放題です。

こんな理不尽なことがまかり通っている日本は、著作権に対する意識がまだま
だですね。

日本イラストレーター協会主催のコンペは著作権は作家に帰属します。

芸術の世界でもいろんな公募展が開かれていますが、そのほとんどはコネなど
で入選作品が決まるケースが多いようです。

私もたまにそういった公募展の作品展を見に行くのですが、明らかに下手な作
品が入選していて、優れた作品が落選しているのを見て、「ああやっぱりな」
と落胆することがあります。

芸術というのは、個人の感性で価値が決まるものですから、私自身の感性に合
わない作品を否定するつもりはありませんが、私も長くアートの世界で生きて
きた人間ですから、レベルの低い作品ははっきり分かります。

よくコンペの審査員に有名なアートディレクターなどを並べるケースもありま
すが、私はこれも余り意味のないことだと思います。

ありがちなことですけど、有名なアートディレクターなどは他の人が余り選ば
ないような作品を選ぶ傾向が強いです。

「僕の感性は君たちとは違うんだよ。分かるかな、この感性が。」みたいな高
慢さを感じることがあります。

イラストというのは最終的に一般の人達が判断します。

一部のアーティストに支持されてもしかたがないのです。

大勢の人達に支持されるイラストがいいイラストです。

公募展の締め切り以前に審査員名を公表することにも私は反対です。

何故かというと、必ず事前に審査員に連絡をとり、媚びを売る人が現れるから
です。

審査員も人間ですから、会って話をして、お土産などもらったりしたら、どう
してもその人の作品に対して、審査が甘くなりますよね。

だから日本イラストレーター協会のコンペでは事前に審査員を公表しません。

私は他のコンペなど全く信用していませんから、他のコンペでどのような賞を
とっていようが、全く意に介しません。

毎年コンペの審査が終わって発表すると、よく「今回落選した作品は他のコン
ペで入賞した作品です・・・。」などとわざわざ伝えてくる人がいます。

私は「それがどうした」と思うだけです。

今回もひとりそんな人がいました。

その人の作品を確認したところ、獲得ポイントゼロ、つまり5人の審査員がひ
とりも1ポイントも入れていませんでした。

やっぱ下手な作品は下手なんですよ。
他のコンペで入選したなんて信じられませんが、よほど運が良かったか、他に
何か特別な理由でもあったんでしょう。

コンペで入選する為に、何が必要か。

このことについては、次回お話したいと思います。

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